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それは奇跡のような瞬間。 闇に眩い光が射しはじめ やがて光りが全てを凌駕し 世界を照らす。 明けない夜は無い。 「速水さん…。あたし、今、この瞬間を速水さんと一緒に迎えられることをどう感謝していいかわからない…」 マヤの小さな手が真澄の手を握る。 「俺もだ…」 言葉もなく、抱き締め合って光を全身で受けとめる。 ゆるされている。 二人が一つであることを、何か大きな存在がゆるしてくれているような、そんな気持ちになる。 お互いの存在に感謝しあう夜明け。 出会った時からさまざまな模様を描いてきた二人の軌跡は、 いま新たな一歩を踏み出す。 永遠につづく 光溢れる道に。 「…なんか、抱き締め合ってたら温かくなって…安心しちゃったし…眠くなっちゃったね」 「お互いに一睡もしてないからな…」 「ね、一緒に眠ろう」 01.01.2005 あけましておめでとうございます。 初日の出を聖地・伊豆で。 たったそれだけのことから始まったのですが。 「夢を想うとき」で描ききれなかった部分を書きたくなってしまい、とても簡単ではありますが、紫織のコトも入れてみました。 もっと複雑な想いがあっただろう紫織ですが、今回はさらりと触れさせて貰いました。 それぞれに想いを抱えていた「夢を想うとき」ですが、エピローグはこうあってほしいなと思ってます。 (書きたいっ!と思ったのが30日の夕方で、それから超特急で背景素材を探して一部加工して、タイトルロゴを作り、入れ物を整えてから、お話を書き始めるという本末転倒の上アップ直前脱稿というギリギリっぷり…。どうしてもっと事前に準備できないんだか…) 2月にオープンしたsceneですが、1月にはコソコソと準備をしておりまして、自分の中ではsceneを初めてちょうど一年ぐらいだなーという感覚です。 マヤと真澄を書く(描く)ことがこんなにも楽しく、そしてここにいることでたくさんの出会いがあって、幸せです。 続けていけるまで続けてまいりますので、どうぞ今年もよろしくお願いします。 |
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