みんなで |
■ 第1話 ■ マヤ 痛いほど身が竦むほど憎むほど 愛すればこそ 露と消えたい by 咲蘭 真澄 傷つけて貶め損ない壊しても この恋だけは 露と消えない by lapinさま ■ 第2話 ■ マヤ 紫の花をわれにささげたる いまひとたびの眼差し待たむ by チカチカさま われを刺す深い瞳と言の葉が 闇を彷徨う 夜半の雨音 by 咲蘭 |
真澄 光さえ行方に惑う涙雨 願わくばただ真を照らせ by lapinさま ■ 第3話 ■ マヤ 指先の触れるやさしさ 身を溶かし 雨音までが 愛おしい夜 by 咲蘭 真澄 指先に触れる温もり 身を溶かし 雨さえ甘い 愛おしい君 by lapinさま 雨音が激しく響く この夜に 心の扉 ノックした君 by moonyさま ■ 第4話 ■ マヤ その先へ更に高みへいく君を 微笑み続けていけるか吾は by 咲蘭 真澄 その先へ 常に見果てぬその先へ 翔る背中を 永久(とわ)に見つめん by lapinさま ■ 第5話 ■ マヤ 込み上げる想い幾重も身に纏い 羽衣揺らし天に帰りゆけ by 咲蘭 真澄 この席に 身だけ残して我が魂は 君とゆかん いつどこまでも by lapinさま 溢れでる想いが君を羽ばたかせ まばゆき様に伸ばすこの指 by wankoさま ■ 第6話 ■ マヤ いつの日か散る恋ならば緩やかに 花びらよりも ひととき長く by 咲蘭 真澄 花よりも言葉よりも何よりも 贈りたいのは 溢れる気持ち by lapinさま 阿古夜まで気高く翔けた 愛し君 凛と咲き誇れ紫のバラ by moonyさま ■ 第7話 ■ マヤ 抱え込む心の闇は我が胸も 天女ではない吾も人の子 by 咲蘭 真澄 君といる この瞬間を生きている 瞬きさえも 恐れるほどに by lapinさま ■ 第8話 ■ マヤ 風孕み僅かに乱るる髪さらり 瞳に光 凛とした人 by 咲蘭 真澄 君が紡ぐ哀しい言葉を聴いている 届かぬ真実 もどかしい腕 by lapinさま この胸に偲びし君を 掻き抱く ぬくもりさえも もらさぬように by moonyさま ■ 第9話 ■ マヤ 叶わない願いは無いと 降る星に 伝えよ 君と吾の想いを by 咲蘭 真澄 幾千の言葉を尽くし伝えても 尽きぬ想いを 見よ空の星 by lapinさま ■ 第10話 ■ マヤ 愛してる 躊躇うこと無く声にする ほかの誰でもない 君だから by 咲蘭 真澄 愛してる 今も昔もこれからも 他の誰でもない 君だけを by lapinさま 辿り着く あなたの広い その胸に 高まる想い 永遠の愛 by moonyさま 08.06.2004 “ほかの誰でもなく”に、何気なく短歌を付けようと思ったのは、たまたま第4話のマヤ短歌が思い浮かんだからでした。どうせなら、全話つけてみようかな…と。ま、無理なら無かったことにしようと同時に思ったものでしたが、なんとか全話に短歌を付けてみることができました。 お話をアップし始めると、読んでくださった方が掲示板で返歌やらお話に触発されたお歌を詠んでくださいました。ありがたいことです!!毎度、みなさまのお歌が楽しみでした。せっかく詠んでくださったお歌をログで流してしまってはバチが当たります。 このような形で残させて頂くこと、勝手ながら勝手に決めました(笑)。咲蘭のお宝にさせてくださいませ。 それから、それからお絵かき掲示板で見事なマスを描いてくださったミナさま。拝見した瞬間、息が止まりました。ありがとうございます!!!これだってログで流してしまっては、神さまのバチがあたります。こちらも、このページに記念に置かせてくださいませ。 みなさまのお歌とイラストに囲まれて、しみじみと幸せを感じる咲蘭です。 |
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