独占インタビュー

† to lapin †


  written by wanko  












11月1日 都内某所ー巣穴近くのフレンチレストラン

ふ…ふふ…ふふふふふ…ふふふ…。
…あぁ、これは失礼致しました。堪えても堪えても、笑いが込み上げてきて仕方がありません。
遂に、この聖犬インタビューも最後のお一人を迎えることになりました。
いやぁ、本当に感慨深いものがありますねぇ。今、私の頭の中には、これまでの7人の方とのインタビューが走馬灯のように流れております。まさか、本当にこの任務を全うする日が来ようとは…本日は自分自身に祝杯をあげたいような思いであります。

そして、ラストのお客様はやはり、あのお方でございました。
最後の最後まで、聖犬のインタビューが取れるかどうか…すなわち、無事に作品が完成するかどうかが危ぶまれていたあの方。私以外にも、心配をされていた方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
三日三晩、そのお方の巣穴を張り込み、10月29日 16:34…ようやく、脱稿の狼煙を確認致しました。
インタビューのネタも尽きぬ程にございます!ふふふふふふ…。
今宵最後の夜、私自身も存分に楽しんでまいりたいと思います!

…と言うことで、本日はlapinさんのお住まいの近くにあります正統派フレンチの名店でお待ち合わせをしております。
1日3組の予約しか取らないとのこと…どうせならと本日は店ごと貸切りにさせて頂きました。
先日、おけいさんとお会いした時にまとめておりました報告書を、真澄様が殊の外、お気に召したようで…、実は特別手当を頂戴致しました。ふふふふふふ…。

本日はそれを全てこちらに注ぎ込ませて頂きます!
今宵の聖に恐いモノはございません!!
無事任務完了の打ち上げを一緒に行ってしまうのです!
えーい、私だって酔ってやるのでございますっ!!

私が、込み上げてくる笑いを止められずにいると、遠慮がちな声が聞こえました。

「聖さん…?」

いつの間にいらしていたのでしょう。お店の方に案内されて、lapinさんが目の前に立っておられました。

「lapinさん、これは、これは…ちょっと考え事をしていたもので、失礼致しました!ささ、どうぞお座りくださいませ」

「良かった。なんだかニヤニヤされているのでどうしたのかと思っちゃいました。今日はお招き頂いてありがとうございます!」

「いえ…とんでもございません。lapinさんにご指定頂いたこちらのお店、とても素敵でございますね」

「実は私も中に入るのは初めてなんです!いつも、この店の前を通っていて、雰囲気に惹かれてたんですよね〜。やっぱり、お店の中も素晴らしい!なんだか、普通にマスとかがいそうな感じじゃないですか!あ、でも、マスとマヤと言うよりかは、マスとシオリって感じかな?ほら、あのピアノの前の空間に二人が座って、こうなんとも言えない、けっして明るくはない空気が漂ってるという、なんだかそんなイメージ…」

「lapinさん…」

「あ、ごめんなさい!私ったら、イキナリ…。ダメなんですよね〜。どこに行っても、こんなことばっかり考えてしまって…。妄想が尽きることがない…」

「いえいえ、謝ることはございませんよ。そうした妄想は日本の宝でございます!」

と、そこに食前酒を持ったウェイターが現れ、テーブルにキール・ロワイヤルのグラスが置かれました。

「うわぁ、綺麗な色ですね!なんだか、とっても嬉しいです」

「lapinさん、最後まで本当にお疲れ様でございました。『虹を追って』も見事なエンディングを迎えましたので、今宵は思う存分、楽しみましょう!乾杯!」

「あ、ありがとうございます!もう本当に駄目かと何度も思いました。今日は泣いてもいいですか?今までの鬱憤を晴らしてもいいですよね…。何が辛かったかっていうと…」

「(いきなり、トークが始まってしまいそうな勢いですね…)と、とりあえずは乾杯を…」

「あ、そうですよね…私ったら…。はい、乾杯っ♪」

グラスを合わせ、一口ずつお酒を飲む私達。

「あーーー、ホント、美味しいなぁ…。勝利の美酒って感じです!本当に長い道のりでした…」

と、遠い目をして、しばし浸るlapinさん。

「では、どうぞ、お話をお続けくださいませ。今回、何がそんなにお辛かったのでしょうか?」

「うーん、辛かったと言えば、全てが辛かったんですけど、とにかく、書いても書いても終わらない。全然、自分の思っていた方向に筆が進んでくれないんですよね。何度書き直したことかわかりません」

「筆が止まってしまって書けなくなっていたわけではなかったのですね?」

「わ♪前菜だ!美しいっ♪サーモンがすごく美味しそうですね、スモークした香りもいいなぁ…。あ、あれ?質問なんでしたっけ?あぁ、あぁ、そうそう、書いてなかったわけではないんです。書いても、書いても、発表しても良いと思えるようなものにならなかっただけで…」

「それは何故でしょう?」

「やっぱり、テーマ選定を失敗しましたね!”真澄の恋人役”…これ、すっごい萌えるテーマだと思うんですよ。私自身もこのテーマが落ちてきた時は”うわ、読みた〜い♪”って思ったし…」

「ふむふむ…」

「でも、それって読んでくださる皆さんにも過剰な期待を与えてしまうテーマだと言うことになるんですね。きっと、心臓ドキドキものの、萌え萌え絶叫ものの、そんなお話を期待されたかと…。私もそういうお話にしたかったんですけど、何度書いても思ったようにならない…。気がつくといつものうさぎ節になってて…」

「う、うさぎ節…(笑いを堪える)」

「不用意に期待を煽って、みずからハードル高くして、墓穴掘りまくって、自爆したかなぁ…と。あ、だめだ、言ってて自分で落ち込んできた…」

「いえ、そんなことは全くございませんよ。この聖、十二分に萌えさせて頂きました。4話のラスト、”今なら、誰も見ていない…”の台詞など、最高じゃないですかっ!」

「聖さ〜ん、ありがとうございます!泣いてもいいですか?…と、スープだぁ♪綺麗な緑色!あ、グリンピースのスープなんですね?うん、美味しい♪ほんと、幸せだなぁ〜」

「それで、何話のあたりを一番、書き直したのですか?」

「3話ですね。ここは本当に書けなくって、毎日、私はなんてダメ人間なんだろう…って落ち込んでました。メンバーにも相談したんですけど、お話の”next”ボタンを押したら、”私はダメ人間です”って言う文が100回書いてあって、十分に反省してることが伝われば、続き書かなくても許してくれるんじゃないかな…って」

「メンバーの方は何と?」

「”ネタとしては面白いけど、その反省文の後に続編が出てこなきゃ、かえって怒りの炎に油を注ぐ結果になるだろね”って。しかも、直筆じゃないなら、100回並べても意味がないとも言われました。まぁ、確かにその通りですよ」

「しかしですねぇ…。その書けない書けないとおっしゃていた期間に、lapinさん、結構、遊び倒しておられましたよね?」

「え?(驚)」

「私の調査によりますと、サイト本オープンのまさにその時、9/27〜10/2にかけて、lapinさんはお休みを取られていたとか…」

「………(ギク)」

「メンバーの方達には、”誕マス休暇”とおっしゃっていたので、その期間に一気に書き上げられるのかと思いましたら…。まずは9/27、この日は某犬様とお会いし、1日中、二人で”書けない、無理だ、もういやだ”と愚痴の言い合いをされてましたね」

「え、えぇ…まぁ、たまには息抜きも必要だと思って…。オープン前に英気を養わなくちゃってことだったんです…」

「”たまには”ですか…。で、そのあと、1日開けて、9/29〜30ですが、某所に一人でご旅行されてますよね?」

「そ、それは、その〜、あまりにも書けないものだから、気分を変えなきゃダメかなぁ…と思って…」

「ほう…。それで、気分が変わって、どんどんお話が書けるようになったのですか?」

「う………、あ、聖さん!メインのお肉がきましたよ!うわぁ、美味しそうなローストビーフ!わざわざ、こちらで切り分けてくれるんですね♪素晴らしい!」

「白々しく、話を変えないでくださいませ」

「でもでも、旅行先でもチマチマと書いてみたりはしたんですよ…。やっぱり、なかなか思うようには進まなかったですけど…」

「ふむ、で、サイトもオープンし、もう本当に後に引けない10/12、この日も某犬様ともう御一方と遊んでおられますよね?『月の兎』と言うお店でうさぎそっくりのデザート等お召し上がりになりながら…」

「………(汗)。い、いやぁ、このお肉、本当に美味しいですね〜。普段、うさぎのエサのようなものばかり食べてるので、こういうところで、栄養取らなくちゃ!」

「まぁ、よろしいですけど。非常に苦しまれていたのは本当でございますし…。そのように息抜きをされながらも、ギリギリ滑り込みセーフで作品の方も完成されましたしね」

「そうですよ!お願いですから、その労をねぎらってください、聖さん!」

「さようでございますね。(私も最後という開放感からか、つい、いつものうさぎいぢめの癖が出てしまいました)」

「ふー、体中にイヤな汗掻いちゃったじゃないですか…」

「えーと、では、インタビューに戻りまして、今回、楽曲をテーマにお話を書くということだったのですが、そのあたりのご苦労などはありましたでしょうか?」

「うーん、そうですねぇ。幻想即興曲って、中学生のときに、クラスに一人はいるピアノの上手な子が得意そうに弾いてる曲ってイメージなんですよね。評論家の中には軽薄だとか中身がないとか悪口言ってる人もいて。でも、私にはその表面的なきらびやかさとかまやかしっぽい感じがすごく魅力的に思えるんです。偽りの恋人設定にぴったりの曲だと思いません?中間部は本当にきれい!ですし。で、あのパーティーでのピアノのシーンがぽんと浮かんだんですよね。虚飾に満ちたふたりのために奏でられるメロディー、みたいな…。あのちょっと異常な感じのアルルカンが最後に飛び切り美しく中間部のメロディーを一回弾く、という流れがツボってねぇ…」

しばしうっとりされるlapinさん。あぁ、とっても幸せそうなお顔です。
完璧、アチラ側にイってしまわれてますねぇ…。
なかなか、こちらの世界に戻ってこられません…。

「あの〜」

と声をかけたところで、ハッと我に返ったlapinさんが猛烈に捲くし立て始めました。

「で、そこからですよ!あのシーン、どう考えても本編とは何の関係もないじゃないですか?ていうかなくても何も困らないじゃないですか?1話の設定とピアノのシーン以外、全ッ然ナニも浮かばない状態でとにかく必死に掻きました。死にました…(涙)」

「死んでいた状況はよく存じ上げておりますので、私も感無量でございます。5話のラストから始まる種明かしは、非常にドキドキと興奮致しました。”芝居こそが芝居だった”と言うオチは最初から考えてらしたのでしょうか?」

「もちろんです。マスが本当はマヤを好きだというのは皆様当然ご存知ですので(笑)、種明かしというか当然のラストかもしれませんが…。ちょっとどんでん返してみたつもりです。」

「あと、もうひとつヤラレタ…と思いましたのが、時差を使ってのお誕生日お祝いです。”11月3日 10:15 ”、”11月3日 12:35 ”と、わざわざ時刻が入っておりましたが、私、最初はlapinさんのミスかと思って、ドキドキ致しました。たったの2時間程でこの二人をいったいどこで会わせようというのかと…」

「やった♪これは偶然の産物なんです。私、適当にマスがニューヨークに逃げたことにしたんですが、調べてみたら時差が13時間なんですよね。で、飛行時間が12時間。つまりほぼ出発した日時に到着できちゃうんですよ!これは使わない手はないな、と」

「ラストでようやく芝居としてではなく、ご自分の生の感情を吐露される真澄様…最後の台詞に、私、涙を禁じ得ませんでした。そちらを読み終えてから、再度、5話を読み返しますと、マヤの心情にシンクロしながら読んだ最初とは、又、違った味わいを楽しむことができました」

「どうもありがとうございます!ずっとマヤ目線で書いていたので、最後になって橋田スガコドラマ並にマスの説明ゼリフがテンコ盛でこりゃダメだなと思ってたもので。とてもうれしいです。 きゃ♪デザートワゴン♪最高!私、甘いもの大好きなんです!えー、これ全部食べていいんですか?幸せだなぁ…、ホント、お話書き上がってよかったなぁ…シミジミ幸福を感じてマス」

「”好きなだけ食べたまえ、ちびちゃん。これは、1%の可能性を諦めなかった君へのご褒美だ”との真澄様からのご伝言でございます」

「う、うさぎ、感激!苦労が報われました!苦労と言えば、聖(犬)さんも、今回かなりご苦労されてましたよね?今日は一緒に思う存分食べましょう!」

「ありがとうございます!私も無事に任務完了の時を迎えて、気を抜くとうっかり涙ぐんでしまいそうでございます」

「あ!…任務完了…あのぉ、聖(犬)さん…、私、アナタにどうしてもお願いしなくちゃいけないことがあるんです…」

「…?(なんですか?いったい…)」

「えっと、おけいさんから、”インタビューラストのアンタがちゃんとお願いするんだよ”って言わてて…」

「なんでございましょうか?(先日のおけいさんの含み笑いの件ですかね…)」

「え、えーと、私からこんなことお願いしていいのかどうか…聖(犬)さんに対して取り立てするようなものだし…」

しばし逡巡するlapinさん。と、そこへ…。

「こんばんは!お邪魔しますー」

「あ、咲蘭さーん♪遅かったですね!ちょうど、デザートが出たとこなんですよ。一緒に食べましょう!すんごい美味しいですよ♪」

「これは、これは、咲蘭さん!」

「急にお邪魔しちゃってごめんなさい。私の家も実はここからチャリンコ圏内なので、顔出しにきちゃいました!」

「あは!私が誘ったんです!だって、咲蘭さんも『雨ふりのあとで』が完成したのだし、どうぞ、蘭入(=乱入)してくださいって!」

「なるほど、実は私もお祝いしたいと思っておりました。『雨ふりのあとで』もそうですし、公約通りの連日更新を成し遂げられて、本当にお疲れ様でございました」

「連日更新は、とにかく、私のパソコンが壊れるとか、盲腸になるとか、そういう不測の事態に陥らない限り可能だろうという試算だったわけですが、本オープン直後にぎっくりになった瞬間…実は終わった…と思いましたよ…。だって、立てないし座ってられないし。でも、やりましたよ。立て膝ついて。壁紙探しの旅にも出ましたよ。だって、連日更新って大風呂敷広げちゃったし、訪問者のみなさんにもハゲましていただいちゃったし♪」

「『雨ふり…』の方も先日、インタビューさせて頂いた時には、なかなか雨が降り止まないということで、私も心配しておりましたが、見事な青空とお幸せな二人を見ることができ、本当に嬉しく思います。」

「ええもう、まったく、ホントに…。更新やっとな状態だったんで、なかなかじっくりパソコンの前で文章作ることができなくて、脱稿不能かと思いました。でも、後半戦まくりまして…。情けなさ120%マスですが、なんとか脱稿いたしました」

「情けなさ120%…いえいえ、全くそんなことはございません!雨の中でガッツリとマヤを抱き締め、告るマス、いやぁ水も滴るイイ男でした!ところで、咲蘭さん、ギャラリーの方にもお名前があるようなのですが、そちらの状況はいかかでしょうか?」

「ほほほほっ!!本日同時アップしておりましてよっ♪」

「おおっ、そうでしたか!私ともあろうものが、まだ見逃しておりました…。さっさて、いよいよ、コンサートの方も迫って参りましたが、お題として選ばれたアンドレ・ギャニオンの2曲…どのような心持ちで聴くことになると思われますか?」

「まさに菌無量ですね。泣いてしまうかもしれません。で、ところで、うさぎちゃん、例の件、聖(犬)さんにお願いしたの?」

「まだです。ちょうど、そのことをお願いしようと思ってたとこだったんですけど」

「なんだか、気になりますね。どういったことなのでしょうか?」

「実は、聖(犬)さんにもうひと働きして頂きたいんですけど…」

「え…?(せっかく、任務完了でようやく子犬のワルツを踊ろうとしているこの私にですか?)」

「明後日行われるコンサート、やっぱり、お住まいの関係で参加することができなくて残念…というコメントをたくさん頂いているんですよ。なので、当日のコンサートの内容を聖(犬)さんにまとめて頂けたらなぁ…と思って」

「なるほど…。それは確かに重要な任務でございますね。うぅむ、しかし、それは、かなり厳しい納期になりそうな…」

「コンサート終了後、サイトクローズまでの期間は10日間です。その間にアップする必要があります」

「ぐ、ぐはぁ〜(喀血)!」

「お願いします!聖(犬)さん、私もお手伝いできることがあれば、なんでもしますから!」

「lapinさん、そのお言葉は本当でしょうね?本当になんでもして頂きますよ!」

「え?」(←罠にかかったうさぎ状態)

「…了解しました。最後のひと踊り、ヨレヨレながらもなんとか躍らせて頂きます。残念ながら、参加できなかった皆さんにも、コンサートの雰囲気をお伝えできるように、この聖(犬)頑張りたいと思います!」

「よかったぁ!今回、いつになく、ヘロヘロな聖(犬)さんだったので、断られるかと思ってたんです。さぁ、これで、心配ごとがなくなったから(←「なんでもする」発言を忘れ去ろうと努力している)、思いっきり食べようっと!咲蘭さん、この洋梨のタルト、メチャメチャいけますよ♪」

「うさぎちゃん、このシャンパンゼリーも絶品よ♪」

「きゃぁ、ホントですね♪美味しい〜!」

「あの、お邪魔します〜」

「あっ!花音さん!待ってましたぁ〜」

「これは、これは、花音さんまで!いや、驚きました!」

「花音さんもコンサートに参加する為に、少し早めに上京するということだったので、乱乳(=乱入)して貰っちゃいました!」

「私も花音さんにお話を伺いたいと思っていましたので、ちょうど良かったです。ささ、どうぞ、一緒にデザートをいかがですか?」

「ありがとうございます♪私も聖さんにお会いできて光栄です!」

「今回、花音さんは、リアル生活の関係で、作品での参加は残念ながら見合わされたそうですが、サイトのテクニカルな部分とか、コンサート参加申し込みデータの取りまとめ、その他経理的な作業をサポートされたと伺っていますが」

「そうですね。とっても残念だったのですが、リアルの関係で余裕が持てず、表立った参加は控えさせて頂きました。でも、何かお役に立ちたくて…。杏子ちゃんからトロイメライの演奏テープを預かって、サイトで流せるように加工したのですけど、そういった形でも参加できたこと、すごく嬉しく思ってます」

「幸いにもリアルの方も落ち着かれまして、危ぶまれていたコンサートへも参加できることになったと言うことですが、今のお気持ちをお聞かせください」

「”本当に嬉しい…”の一言に尽きますね…。全然先の見えないリアルの大波にダイブしてしまったものですから…(苦笑)99%参加は無理かも…と真剣に思ってましたので… 」

「本当にようございました。それでは、花音さんの肉声をもうすぐお誕生日を迎える真澄様にお届けしたいと思います。こちらのマイクに向かって、思いのたけを叫んで下さい」


「お誕生日おめでとうございます! 今日、お買い物に行った際に『トレンチコート』を見かけたのですが、気が付いたら速水社長の凛々しいお姿が私の脳内を占拠してまして…(笑)
めちゃめちゃ男前で、めちゃめちゃ仕事も出来るのに、いざ自分の恋愛になると思いっきり不器用な速水社長がとっても愛おしくて…。一日も早くマヤちゃんと結ばれる事を真剣に願ってるんですから、本気になって頑張って下さいね♪
来年のお誕生日にはいいお知らせが聞けることを楽しみにしてますから!(←結構プレッシャーを掛けてますよねぇ…(笑)」

「花音さん、ありがとうございました!
あ、私、そういえば、まだ、lapinさんに真澄様への一言を頂いておりませんでしたね。こちらのマイクに向かって、思いのたけを叫んで下さい。あ、作品書くのが辛かったとか、そういう思いではなく、真澄様へのお誕生日お祝いということでお願いいたします」

「え、愚痴はもうダメなの?まだまだ聞いて欲しいことがあるのに…。えーっと、では、あの、速水真澄様、本日はお誕生日誠におめでとうございマス。いつも大変お世話になっておりマス。ヒドイやつだときっと思っていらっしゃるかと思いますが、私のアナタへの愛は不滅です。いや、本当ですから。いつの日かエロ〜い甘〜いおハナシで今までの埋め合わせをいたしますので。なんちゃって。では、白目剥き過ぎないように、青筋立てすぎないように、毎日走りこみ最低10本こなして、体力と根性つけてください。よろしく!!」

「lapinさん、ありがとうございました!
せっかくですので、今日はシラフの咲蘭さんにもお願いしましょうか。こちらのマイクに向かって、お誕生日を迎える真澄様への思いのたけを叫んで下さいませ」

「あら。アタクシ、お酒が入っていようがいまいが、真澄さまに申し上げる台詞に変わりはございませんことよ。マスゥ〜、マヤちゃんに相手にしてもらえなくなったら、いつでも一緒に遊ぼうね〜〜〜♪♪♪」
「……咲蘭さん……。ありがとうございました…」



いやぁ、見事に美しく、決まりましたね!最後のインタビュー、大成功!!ということにさせてください。
これにて、聖犬の独占インタビュー、無事任務完了でございます。
ご声援頂いた皆様、誠にありがとうございました!




「ねぇねぇ、まだまだ、デザート残ってる…もう食べきれないよ」

「私も、さすがにもうお腹一杯…」

「せっかくだから、他のメンバーにも呼び出しかけてみようか?」

「そうだね!どうせ、今夜は貸切りなんだし!」

「ここ、ピアノも置いてあるから、杏子ちゃん、ここでも練習できるんじゃない?」

「なるほど〜。で、他のメンバーはコンサートの最終確認をすればいいかもね」

「おし、じゃあ、早速メルしてみよう」

「あ、聖(犬)さん、お店の人にお願いして、朝まで、こちらのお店貸して頂けるように交渉してくださいな」

「え?私がですか?」

「そうよ〜。だって、アナタの後ろには、”金はいくらかかっても構わん”の社長がついてるんだから、その位、簡単でしょ?」

「……了解致しました(ふぅー、また、特別手当を貰えるような報告書を作成しなければなりませんな…)」



…こうして、その夜、次々と結集してきたメンバーは、コンサートに向けての最終調整を行うのであった。



どうやら、禁断のコンサート潜入レポートに続くらしい…。









10.31.2005



closeindex