■■ Crescent Love ■■

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クレセントラブ

月の輝きは、太陽の光。
月の影は、地球の闇。

三日月を見る時、
私は、
太陽の光と地球の影を同時に見ている。

満月の光が、海を黄金色に染める時、
私は、
闇の中でも太陽をつかむことができる。

三日月の青い光が、波間に揺らめく時、
私の心は、
くるおしいまでに揺れ続ける。

迷いを知らない光りのような愛が、
私の躰の中の影に隠れる時、
恋は、愛から離れたものへとなっていく。

心の夜空に揺らめく、
青いクレセントのようにーーーー。

合田和厚
1990 夏

『合田和厚著作集3 恋愛幻想 クレセントラブ』より

この本を購入したのは、よく覚えていませんが、たぶん10年ぐらい前かもしれません。
この詩を読むと、そのたびにいろんな絵が自分の中に浮かぶのですが、つい先日なんとなくこの本を手にとって、なんとなく読んでみたら、こんなイメージが湧きました。
これはどゆこと?とか聞かないでくださいね(^^;
自分でも、よくわからないもので…。





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