■■ 2005お年賀・百人一首 風 ■■







あけましておめでと〜〜ん。
sceneを開設してから初めての新年。
つーわけで、ご訪問くださる皆様に新年のご挨拶がわりにこんなものを…。

どこがご挨拶なんだッ…という、つっこみもありましょうが、
ほら、和風にコスプレってるお二人をお年賀にしようかと(笑)。
(お正月だからこれぐらいやっちゃってもイイと思ったらしい)

つけたお歌は咲蘭・作。へたくそな歌でお恥ずかしいけど、書いたモン勝ちってわけで、恥の上塗りでお歌も付けてみました(^^)。一瞬(だけ)、雰囲気を盛り上げてくれるかな〜。
草書文字なので読めづらい文字があるかにゃ。

「秘めつつも あふるる想い
   我が心 いまこそ届け くれないの君」

「この時をただひたすらに こいこがれ
      夢のごときぞ むらさきのひと」

…というお歌になっとります。
ホントの百人一首のお歌には恋歌も多くて、昔の歌ながら恋する気持ちは今と変わらず、読めばそれだけでガラパロ妄想の種となってくれマス。(←百人一首で妄想かよ…と自分で自分に軽くツッコミ)
例えば…

■忍ぶれど 色にでにけり わが恋は
      ものや思ふと 人の問ふまで   平 兼盛
 
      私は自分の想いを
      じっと胸に 秘め隠してきたが
      おのずと顔や雰囲気に出たのか
      “君は恋しているんじゃないか
      物思わしげにみえるよ”と
      人にたずねられるほどになってしまった


■あひみての のちの心に くらぶれば
       昔はものを 思はざりけり   権中納言敦忠

       やっとあなたが私のものになった
       ところがどうだろう
       よけい苦しみが増し
       物思いが多くなった
       不安、嫉妬、独占欲…
       私は新しい苦しみをさまざま知った
       この苦しさにくらべれば
       君を得たいとひたすら望んでいた
       昔の私の物思いなんて
       実に単純で底が浅かった


なんてさ。
これは真澄さまの歌ですか?と思ってしまったあるよ。
他にもイロイロありまして、時々読み返してしまう百人一首。

※現代語訳は「田辺聖子の小倉百人一首」より



01.01.2005





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