わんこのココロ




















私の名前は、“わんこ”。
クリーム色の優しい毛並みで、正しい血筋のポメラニアンなの。
わんこという名前は、私のココロの王子様であるご主人様が付けてくださったのよ。

なに?犬に“わんこ”とは芸のない名前ですって?
うふふ…、放っておいてくださいな。
私が気に入っているのだから、何か文句がありまして?

そもそも私は迷子の仔犬。
血統書付きの美しい母のご主人様がお引っ越しをなさる時に、なぜか私一人で散歩に出かけてしまい、戻ってみたらお屋敷がもぬけの殻。私はまだまだ母が恋しいお年頃。何事が起こったのか分からずに泣きながら母を探したけれども見つからず、近所の公園の滑り台の影で打ち拉がれていた。お腹は空いたし、喉は渇くし、母は恋しいし、すっかり心細くなって泣いている時、その声がした。

「うわぁっ…、ねえ、速水さんっ仔犬がいるよ!?」

ころころと鈴が鳴るような優しい声に思わず振り向くと、若い女の人がしゃがんでこっちを覗き込んでいた。

「…震えてる…」

女の人は手を伸ばし、そぉっと私の背中を撫でた。

「どれ?」

私が王子様の声を聞いたのはそれが初めてだった。
声のする方に顔をあげると。
ああ、あの時の感動をなんて言ったらいいのかしら…!
優しさを湛えた切れ長の澄んだ瞳。真っ直ぐに筋の通った鼻。僅かに微笑む口元。柔らかに風に揺れるくせのある髪。私に差し延べる大きくて繊細な手。 なんてなんてお美しい殿方なのっ?
このお方こそ、私の王子様なのだわんっ!!

私は女の人の手には目もくれず、一直線に王子様の手の中に走り込む。王子様は私を軽々と抱き上げ、その大きな手でゆっくりと撫でてくれた。 わぉ〜〜ん、なんて幸せなのぉっ。

「よしよし、なんだお前、どこの犬なんだ?迷子か?首輪はしてないようだが、綺麗な毛並みだな」

「野良犬には、見えないよ。きっと迷子か捨て犬だよ。ね、速水さん、あたしこのワンちゃん飼いたいな」

「チビちゃん、君が飼うのか?」

しっぽが千切れるぐらい振りながら王子様にしがみついていた私は驚いた。なんですって?私は迷子だけれど飼い主を選ぶ権利ぐらいあるはずよぅっ!飼われるならば、絶対に王子様がいいのっ!いいのっ!
ますます王子様の胸に縋り付き、しっぽをぶんぶんと振る。

「でも、君のマンションはペット禁止だっただろう?」

ほらほらっ、アナタには無理なのよ♪

「あ…そっか…。でもこの、ワンちゃん可愛いなぁ…。あっ、じゃ、速水さんのマンションは?あそこはペット平気ですか?」

「ああ、おれのところはペットOKだが…」

「じゃ、決まりっ!ね、いいでしょう?」

女の人は、くるくると表情を変えながら大きな瞳を王子様に向けて弾んで話をする。私はどきどきしながら王子様の返事を待った。…もしかしたら、本当に王子様が私のご主人様になってくださるかもしれないわっ…。

「君にそんな顔で頼まれたら断れないじゃないか。いいよ、おれの部屋で飼おうか」

「ホントっ?!嬉しい、ありがとうっ速水さんっ」

「わぉ〜んっわんわんっっ!!(ホントっ!?うれしいっありがとうっ王子様っ)」

彼女の願いを承諾した王子様の笑顔に、私は舞い上がらんほどの勢いで王子様に縋り付く。

素敵っ!
人生…いや犬生は何があるかわからないものね。これ以上ないほど心細くて悲しかったけれど、こんな素敵な王子様と巡り会ってしまったのですものっ!!

「ねえ、速水さん、名前付けましょうよ、何がいいかな〜〜」

すっかりご機嫌の彼女は、ブランコを漕ぎながら私の名前を考えはじめた。母のご主人様は私のことを“リリィ”と呼んでいたけれど…。

「わんこ」

え?

「え?速水さん、今なんて言いました?」

「“わんこ”にしよう。なんだか、わんこって感じがしないか?」

お…王子様…?あの…リリィ…

「感じがって…。だって、犬に“わんこ”って」

彼女が呆れながらに笑う。

「この子のつぶらな瞳は、わんこだろ。なっ。」

「わんっ!!」

王子様の付けてくださったお名前ならば、私なんでもいいですわっ!
そうよ、私は今日から“わんこ”!
リリィだった私よ、さようなら。
遠い場所にいるお母様、わんこは幸せになりマスわんっ!!

「ほら、返事しているだろう?」

「速水さんったら」

彼女が愉快そうに笑った。



とうわけで、私は見事に王子様の飼い犬となり、彼の美しいマンションで暮らし始めたわけなの。
王子様というのは、速水真澄様という世にも美しい男性で、その真澄様の隣にいた彼女は、北島マヤといって真澄様の恋人らしい。

恋人?
ほほ…恋人などと、私こそ真澄様の恋人なのだわん♪
どうやらあの日が二人の初デートだったらしい。ということは、まだまだ二人の間には入る余地があるってものよ。
負けなくってよ、北島マヤ!

「わんこ!」

密かに闘志をみなぎらせていると、真澄様の声がした。私はしっぽをふりふり真澄様の足元に駆け寄っていく。

「わんっ!」

真澄様はそのしなやかな腕で私を抱き上げると、頭をくしゃりと撫でた。 ああ、幸せ♪愛されてるわん。

「さ、出かけよう」

エレベーターでマンション地下の駐車場に行き、真澄様の車に乗り込む。今日はBMWのオープンカーね。真澄様は私を助手席に座らせるとサングラスをかけて出発した。
外は夏の終わりの爽やかな風が吹き、オープンカーで最高のドライブ日和。 絵になる男は何をしても絵になるわん。サングラスをしたお姿の痺れること、鼻歌交じりで風を切り運転するお姿の凛々しいこと。
真澄様と二人でドライブ・デートよ。どう?マヤ!

ところが、15分ほど走ったところで真澄様は車を路肩に止めた。
あら、どういうこと?
…向こうから薄紫の小花模様のワンピースで大きなバスケットを抱えたマヤが満面の笑みで駆け寄ってくる。
ふ〜ん、そういう訳ね。マヤを迎えに来たという訳ね…。

「速水さん、時間通りっ!すご〜い」

「おれは君との待ち合わせに遅刻したことなど無いと思うが」

「そうでしたっけ?あ、わんこちゃん、こんにちわ〜〜」

などと言いながら、にこにことマヤが助手席に乗り込もうとする。
つーん。ぜぇっったいに、この場所は譲らないわよっっ!

「わんこちゃん、動かないよ。わんこちゃん、後ろに行ってくれる?」

頑として動かない私を、マヤが困って見ている。
ほほほ、アナタこそ黙って後部座席へどうぞ。

「わんこ、おいで」

真澄様の声に思わず反応して、膝に飛び乗る。
はっ、しまったっっ!!!
マヤは空いた助手席になんなく座り、シートベルトを締め始めている。こうなったら、今度はこの膝の上を動かないんだからっ。

「おーい、わんこ〜〜、頼むから動くなよ」

困った声を出しつつ、結局真澄様は私を膝の上に乗せたまま走り出した。この勝負、私の勝ちではなくて?
マヤが少し眉を寄せたのを私は見逃さなかったわん。


今日は、郊外の公園でゆっくりと過ごす予定らしい。私のために公園を選んでくださったのね、真澄様。なんてお優し〜〜い。
真夏よりも少しだけ空も雲も高い場所にある。木々を揺らす風は涼しげで、芝の緑も鮮やか。私は浮かれて芝の上を駆け回った。

「日に灼けてしまうな。マヤ、帽子をかぶりなさい」

「帽子は頭が蒸れちゃうから好きじゃないの」

「文句言わずにかぶるんだ。君は女優なんだから」

真澄様がわざわざ大きなつばのある帽子をマヤの頭にかぶせてあげている。

「は〜い。でも日焼け止めクリームは塗ってきましたよ。それに…ちょっとだけ、お化粧もしたし…」

恥ずかしそうにマヤが真澄様を見上げて、真澄様もマヤの潤んだ瞳を見詰める。

そして真澄様の右手がマヤの頬に…。




こら
はぁはぁはぁはぁ…!!
まったく、油断も隙も無いわっ。ちょっと目を離すとこれなんだから。私は100m全力疾走で真澄様とマヤの間に割って入り、真澄様の足に絡みつく。

「…え…っと、お弁当にしよっか。もう、お昼でしょう?」

「あ、ああ」

マヤがぽりぽりと頬を人差し指で掻きながらバスケットをちょっと持ち上げた。

木陰にシートを広げ、2人と1匹で座るとマヤが「あんまり自信ないんだけど…」と言って、バスケットの中身を出し始めた。
何種類かのおにぎりとサンドイッチ、大きめの容器には卵焼きとウィンナー、唐揚げ、ブロッコリーにプチトマト、エビフライ、フルーツ。まるで運動会のお弁当のような勢いでおかずが並んでいる。

「…まさか、チビちゃん、今朝は青木くんが君のマンションに来ていたのか?」

「っちょっ…ひっどいっ。ちゃんと自分で作りましたっ。そんな憎まれ口ばっかり言ってると食べさせてあげないんだからっ」

「ははは、それは困る。これを食べ逃したら、悔しくて夜も眠れないよ」

そう言いながら真澄様は卵焼きを頬ばり始めた。マヤはそれを神妙な顔をしながら見ている。よほど自信が無いらしい。

「速水さん…あの…」

「ん?」

「だから…」

「ああ、美味いよ。ちゃんと卵焼きの味がしてる」

「もぉ〜〜っ!他の言い方無いんですかっ!?」

怒りながらも安心したのかマヤもおにぎりを食べ始めた。

「わんっ」

「あ、わんこちゃんにもあげるね」

卵焼きと骨付きの唐揚げをマヤが紙皿にいくつか乗せてくれた。
まず、真澄様と同じく卵焼きを食べてみる。

微妙にしょっぱ〜〜っ。ちょっとお塩の加減が…。犬は人間よりも薄味好みなのよ。唐揚げは…、う〜〜〜ん、微妙に固いがな…。

「…しかし、チビちゃんの食べっぷりには見惚れるよ…」

え?なんですと?
マヤを見ると、ぱくぱく自分の作ったものをあっちこっちに手を出しながら美味しそうに食べている。

「だって、朝から何にも食べないでコレ作ってたんです。すっごくお腹すいちゃって」

「いいよ、君が小食だとかえって心配になる」

んまっ!!ま…負けるもんですかっっ!!
大食いで真澄様に取り入るとは、恐ろしい子!北島マヤ!
やはりアナタは私の永遠のライバル!!!
慌てて紙皿の微妙にしょっぱい卵焼きと微妙に固い唐揚げを胃の中に放り込む。

「ははは、わんこも君の作ったお弁当が気に入ったらしいな。すごい勢いで食べてるよ」

「あ〜、よかった♪いっぱい食べてね、わんこちゃん」

「わぉんっ」

「なんだ、もっと食べたいのか?」

そう言って、真澄様が食べかけのサンドイッチを私の前に置いた。
んまぁっ、真澄様と間接キッスねっ♪
ばくばくばく…。

勝ち誇った顔でちらっとマヤを見上げると、複雑そうな視線を真澄様に投げかけていた。うふふ、私と真澄様の仲ですもの。
このぐらい当たり前なのよ、マヤちゃん。
サンドイッチは、最高に美味しかったわん♪


帰りの車中も結局真澄様の膝のポジションを確保した私。マヤはますます複雑そうな顔をしていたけれど、真澄様は気付いていないようねぇ。
だめよ、乙女心の機微を分かってあげなくては。
ま、私にとっては好都合だけどね♪わんわんっ!

「マヤ、夕食はどうしようか。わんこが一緒だと入れる店も限られるし、おれの家に行こうか」

「え?」

あらあら、私をダシに家に連れ込もうって算段ね。まーったく真澄様ったら分かり易いんだから。私と真澄様のおうちに他の女性を連れ込むなんて、どうなの?それって。…その上、マヤの顔。真澄様のお部屋に行くのは初めてで緊張しますって顔に書いてあるわよ。何を期待してるんだか、ほんっとに分かり易いんだから、この二人は…。

「じゃ…、あの、お邪魔しマス…」

ホントに邪魔なのよ。とか、言っちゃかわいそうなぐらい赤くなって俯いちゃってるわん。ますます苛めたくなってしまうじゃない?


結局、真澄様のお部屋でご飯を作る間も食べているときも、片づけをしている間も、私は何かとマヤと張り合った。マヤは私の闘志を感じて何事か思うところがあるらしい。
そうよ、アナタと私は永遠のライバル。
ここは一歩も譲らないわん。いつか真澄様のココロを掴むまで!

食器の洗い物も終わり、リビングではマヤはブランデーを一滴落とした紅茶を飲み、真澄様はそのブランデーをグラスに注ぐ。私は真澄様の足元にじゃれつき、真澄様はそれに応えて私の背中を撫でていた。
マヤはその姿をじっと見ながら、ついに言ってしまう。

「速水さんって、あたしといるときが素の速水さんかと思っていたら、実はわんこちゃんといる時の方が、よっぽど素の姿みたい」

「そんなことない。君と一緒にいる時が自分でも一番おれらしいと思うよ」

「口では何とでも言えるもんね…」

真澄様の愛情溢れるお言葉に、マヤはそっぽを向いて小さく呟く。
あらあら、完全にいじけモードじゃないの、マヤちゃん。
いじけてると幸せ逃すわよ〜〜〜。

それっ
chu!!



chuwanko


んふっ♪真澄様に飛びついてchuしちゃったわん♪♪
いつまでもいじけてたら、私が決定的に真澄様を独占しちゃうわよ。

「わんこ〜〜、何するんだ〜」

驚きながらも、真澄様が笑って私をくしゃくしゃに撫でてじゃれてくる。あひゃひゃひゃ…くすぐったいわよ、真澄様ったら♪

「あたし帰りますっ!なんかお邪魔みたいだしっ!!」

突然マヤが立ち上がり、踵を返して玄関に向かう。

「なっ…マヤ、何を怒っているんだ!?」

慌てて真澄様も立ち上がり、マヤの腕を掴んで引き戻す。
あら、ふふふ。私と真澄様のchuが、どうやらマヤのご機嫌を決定的に損ねてしまったらしいわねぇ。

「ほらっ、あたしが怒っている理由にも気が付いてないんだもん、速水さん。だから、もういいです。帰りますっ」

「何も言わずに怒り出したってわからないだろうが」

「いちいち口で言わなくたって、わかって欲しいんだもんっ!」

「だいたいお邪魔ってなんだ!?」

「ほらっ分かってない。あたしよりも、わんこちゃんといる方が楽しそうじゃない。それに、わんこちゃんとはキスなんかしちゃってっ!!あたしとは……」

「……マヤ……?」

「…なんでもありません…」


微妙な沈黙……


「…君、もしかして、わんこに妬いているのか…?」

真澄様…、だから気が付くのが遅すぎますわんってゞ( ̄∇ ̄;)
乙女心の機微はわかってあげなくちゃって言ったでしょうに。
それにしてもマヤも私にヤキモチを妬くなんて、私を一人前のライバルを認めている証拠ね。そ〜んな今にも泣き出しそうな顔しちゃって、ちょっとアナタが可愛く思えてきたわん。

「なんでもありませんったらっ!!もう、腕を離して下さいっ」

「絶対に離さない…」

「速水さん…」

「君は、おれがどんなに君にキスしたいと思っているかわかるか…?どんなに強く抱き締めたいと思っているかわかるか…?」

「そ…そんなのわからないよ…」

「だったら…」

真澄様が掴んでいたマヤの腕を強く引き寄せる。マヤの髪にその長い指を差し入れて、驚いて見開いたマヤの瞳を見詰める。ゆっくりと吐息がかかる距離へ唇を寄せると、吐息と吐息だけが肌を触れていった。

「…いやというほど…わからせてやる…」

吐息だったのか言葉だったのか。掠れた声で呟くと、その距離を十分に楽しんで、あとは静かに唇を合わせていく。最初はついばむように。それから、深く唇の角度を変えて、だんだんとお互いに熱を帯びていきながら。身を固くしていたマヤが徐々に脱力していき、真澄様の背中のシャツをかろうじで掴んでいる。静寂な室内には、ただ唇を合わせる音だけが響く。

「…は…速水さん…」

「まだ、だめだ…」

苦しげに一瞬唇を離しマヤが呟くが、真澄様はなおもその一瞬の隙間も許さないように再び唇を塞ぐ。マヤを抱くその手は華奢な腰から背中をゆっくりと泳ぎ始める。聞こえてくるのは、唇を合わせる音と衣擦れの音、二人の熱を帯びた吐息。背中をまさぐる指はやがてワンピースのファスナーに辿り着き、唇を離すことなくファスナーを何気なく降ろしていく。そのまま白い背中へ真澄様の指が滑り込んだ。

「あ…だ…だめ…、わんこちゃんが見てる…」

「見せつけてやろうか…」


あーら、あらあら。
なんだか突然部屋の空気がピンク色に染まってきた気がするわん。
そうはおっしゃいましても真澄様。私もねぇ、人様のイトナミを覗き見るような下賤な趣味はございませんのよ。迷子とは言え、私は誇り高き血統書付きのポメラニアン。最低限の礼儀は守らせて頂きますわん。

外は下弦の三日月が美しく輝く夜。
ピンク色に染まっていく二人を残してバルコニーへ参りましょ。ここで見事な三日月と夏の名残の星座を愛でつつ、涼しげな夜風に吹かれておりますわん。


わぉーーーーん。


それから、しばらく後。
二人が疲れてベッドで抱き合って眠っているのを見計らい、私は二人の温もりの間に無理矢理割って入り、ぴとっと真澄様に抱き付きながら眠る。
うふ♪そのぐらいは許されるのではなくて?

おやすみなさい、わんこの永遠の王子様♪












fin



08.26.2004








あとがき



■wankoさんのリクエスト

私、某所に投稿されている「まーくんがゆく」の大ファンなの。 アレ、とってもカワイイよねぇ〜。大好き。
…で、閃きました。アレの仔犬編を書いて貰えれば、マスマヤと絡むとっても美味しいわんこちゃんの出来上がりではないかと…。ダメ???

◇当然、主役は仔犬(メス)です。コイツの一人称でよろしく。
◇マスマヤは最初のデートで仔犬を拾い、マヤのアパートでは飼えない為、真澄が引き取ったということで、よろしく。(勿論、仔犬の目には最初から王子様マスしか見えていないということで…)
◇マヤに敵対心を持つ仔犬は二人のデートについていっては、何かとマヤと張り合います。その仔犬の態度にマヤもいつしかムキになり、本気で張り合う二人(?)ということでよろしく。(真澄が「チビちゃんの食べっぷりには見惚れるよ」とか言うと、仔犬も負けるもんかとめちゃくちゃ食べる…てな感じでいかがでしょう)
◇んで、何かのキッカケで、真澄が仔犬にチューをする。それを見たマヤが「あたしにはしたことないのに…」と言って怒るか、泣くか、落ち込むか…ってことでよろしく。
◇んで、真澄はそんなマヤをなだめつつ、念願の初チューということでよろしく♪
◇当然、仔犬はまだまだ王子様マスを諦めてはいないわよって感じでエンディングよろしく!

上記の仔犬と真澄のチュー場面を「わんちゃんと一緒イラストバージョン」と言うことで描いて欲しいですにゃ。



■wankoさんより

あぁ、キリ番…憧れのキリリク…なんて素晴らしい制度なんでしょう♪
こんなにワガママなリクエストに咲蘭ちゃんが応えてくれるなんて…(感涙)。
実は憧れてはいましたが、キリ番ゲトへのタメライもありました。
ジカキの皆様のような素敵なネタはどこをどう振っても落ちて来ないし、もうひとつの理由は私のこのハンドルネーム!!咲蘭ちゃんは毎回、ゲッターさんのHNを作品の中に、とても素敵に取り入れてくれてますよね〜。でも、"wanko"なんて入れるの大変じゃろ…と、いらぬ心配をしていたある日、「真澄様の足元にじゃれつく仔犬の図」が浮かんじゃったのですよ。…えぇ、もう後は「お願い、咲蘭ちゃん!私のこの妄想を形にしてくれ〜〜〜〜〜」との想いから、100,000カウント争奪戦に決死の覚悟で乗り込みました。いやぁ、本当にゲトできて良かったです!!
だって、皆様、「真澄様の膝の上でドライブ」だよ!「真澄様との初chu〜」だよ!おまけに「(多分裸の)真澄様との添い寝(鼻血)」だよっ!!
こんな幸せ独り占め(いや、全てマヤちゃんも一緒だけどさ)していいんかいな…。 …「いいんです!それがキリ番リクエストなんです!(断言)」と言うことで、次はPCの前の貴女っ!!アナタがキリ番ゲトして、この幸せを手中にして下さいませ。(←ワタクシ、この場でキリリク推進委員会会長の名乗りを上げさせて頂きマス)

そして、最後に咲蘭ちゃん、
この度は私のワガママでヨコシマな野望リクを見事に叶えてくれて、本当にありがとうございます♪私の妄想以上に美味しいわんこちゃんのお陰で、有り得ない位の幸せ気分を味わうことができました。お話ばかりか、最高に萌え〜(真澄様の唇の開き具合が最高よっ!)なイラストまでついていて、なんてワンダフルなんざましょ♪
今後も、"scene"のカウンターが20万、30万…100万…(以下、エンドレス)と、メモリアルカウントを刻んでいくことを心よりお祈り致しておりマス!

追伸:wankoは「わんこちゃん」とは違って、「ピンク色に染まっていく二人」を最後まで覗き見…いや、見守りたかったですわん♪


■咲蘭の言い訳

wankoちゃんからキリ番ゲトの翌日、冷凍保存されていたというキリリクメルがクール宅急便で届きました。箱を開いて読んだ瞬間、そりゃあもう爆笑の嵐でした。
こりゃ、wankoちゃんのwankoちゃんによるwankoちゃんのためだけのリク!!
美味しすぎるぞ、wankoちゃん。
しかも具体的だし(笑)。
でも、「ゲッターさまは神様です」というわけで、やらせていただきました。これぞ、キリリク。これぞゲッターさんのためだけのリク。これぞ、キリリクの真骨頂。(…なのか?)とにかく、ゲッターさんに一番に喜んで頂くのが目的のキリリク。
できる限り具体的リクを盛り込ませていただきました。(マヤちゃんとの念願の初チューは、若干真澄様へのサービス過多でございましたが(〃▽〃;;))
wankoちゃんには、お楽しみいただけたご様子で、ほっと胸を撫で下ろす私。
咲蘭より、100,000hitという記念すべきキリ番をゲトしたwankoちゃんに愛と感謝をこめて。

…てか、ここまで具体的にお話の骨子を考えられるんだから、wankoちゃん、アナタもパロを書くべきだ。(きっぱり)

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